2009年11月25日水曜日

屋根メンテナンス




先日紹介した玄関屋根の雨漏りのお宅に板金屋さんと下見に行きました。
どの程度の補修が必要かを相談しました。
その際に瓦に目をやると瓦の一部が大きくずれていました。
お客様に雨漏りについて聞くと、その部分では雨漏りしていないとのこと。
阪神大震災以前に建てられた家の屋根は土を用いて瓦を葺いていました。
この土によって瓦が割れたりずれていても雨漏りの現象が起きない場合があります。
しかししばらくすると土も流され雨漏りが起きます。
そうなってからようやく屋根の異常に気付くんです。

さっそく瓦屋さんにも見てもらいましたが、どうやら戦前の瓦のようで傷みが激しい状態でした。
このお宅は築45年です。
????戦前の瓦なのに築45年では勘定が合いませんよね。
おそらく戦前に建てられた古い瓦を葺き直したと考えられます。
古い家では材木なども再利用している場合がよくあります。
現代では材木(梁)のほとんどはチップ化して燃料などにリサイクルしますが、昔は再び梁として使用したようです。
今でも手作業で解体して大きな梁を再使用する場合がありますが、それは100年くらい前の立派な材料を使用している家屋ですね。
昔の家は立派な材料を使っていると思うかもしれませんが、オイルショックのころに建てられた家の材料は貧弱な場合が多いです。
コスト面から考えると再使用するのは困難でしょう。
現代ではなんでもそうですが、修理をして再使用するよりも新しいものを買った方が安い場合が多いですからね。
あまりよくないことと思っていても・・・・・・という感じです。

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