2009年9月30日水曜日

地の神様




OBのお客様から「地の神様の足の部分が腐ったから修理をしてほしい」という連絡がありました。
このような依頼がときどきありますが大抵の場合は足の部分の交換程度で直る場合が多いです。
お客さまのお宅に伺ってみると想像以上に悪い状態でしたが、修理は可能と考え引き取って作業場で直すことにしました。しかし分解してみると屋根の部分や箱のなかも破損がひどく7割くらいの部材を交換する必要がありそうでした。修理をしたとしても2~3年くらいしかもたないうえ修理代も結構かかりそうでしたのでお客様には買い替えをおすすめすることにしました。
このようなものは修理をしてでも長い期間使わなければいけないように感じますが、新しくきれいなものに交換することは悪いことではなく神様を大事にするということでよいことと判断するようです。

古い神様は神社へ持っていけば処分をお願いできます。当然のことですが燃えるごみに出すようなことはしないでください。

このような神様のことはわからないことが多いですよね。そんなときは神社に問い合わせるのが間違いがなく安心だと思います。
お年寄りはよく知っている方が多いですが人によって意見が違う場合がありますからね。

2009年9月29日火曜日

皆戸中さんと大工ちゃんに感謝




本日は断熱材施工の認定試験に出かけてきました。
午前中の講習だけのつもりでしたが、皆戸中建築さんの現場で認定試験をおこなうということで部外者の私も仲間に入れていただき試験に参加することができました。
部外者の私を受け入れてくれた皆戸中さんには感謝の一言です。ありがとうございました。
なんとか私も認定試験に合格することができました。私だけ不合格になったら恥ずかしいのはもちろんですが、現場を提供してくれた皆戸中さんにも申し訳ないと考えると冷や汗ものでした。とにかく合格した喜びよりも、ホッとしたというのが本音ですね。
このような認定試験があることを教えてくれた大工ちゃん(大工村.com)にも感謝です。ありがとうございました。

それと今日は仕事用の財布兼免許証入れにお金が入っていなくてあせりましたね。昨日までの旅行の際に余分なお金は持っていかないように仕事用の財布のお金はほとんど抜いておいたんです。まったくそんなことも忘れいつものように出かけてしまい講習会場に着いてから気付くありさま。なんとか講習代と昼飯代はありましたので良かったのですが、そのお金さえ入っていなかったことを考えるとゾッとしますね。今日は1日で2度も恥をかくところでしたがなんとか助かりました。
やれやれ・・・・・・・・・。

2009年9月28日月曜日

浜北建築組合研修




昨日、今日の2日間は浜北建築組合の仲間で奈良に研修旅行に行ってきました。場所は1日目は奈良の今井町という町全体が重要伝統的建造物群保存地区になっている隠れた名所です。とにかく町の大半が江戸時代の姿を残しているという都市(まち)です。一部の区画だけ保存されているところは数多くあるでしょうが、ここは町の大半が残っているためタイムスリップしたような雰囲気が味わえます。そして今でも住民が生活をしている驚くべき場所なんです。

2日目は朝の散歩で東大寺を訪れ、朝食後法隆寺へ行きました。建築組合員ですのでみんな大工なんですね。ですから一般の方とは見るところが違うんです。水屋の造りをみんなで15分くらいかけて細かいところまで見ていると一般のお客さんが何か珍しいものがあるのかと勘違いして集まってくるほどでした。
腕の良いベテラン棟梁も同行してくれたのでたくさんのことを教えてもらいました。とても勉強になりました。バスで移動中も立派な家を見つけるといろいろ説明をしてくれました。通常だと研修=保養のようなものですが、今回は研修の意味合いがとても強い中身の濃い旅行でした。

しかしお酒が強い人が多いこと。でもみなさんお酒を強要することもなく楽しいお酒なので道中もとても楽しく過ごすことができた2日間でした。
今井町の写真も撮ってきましたので機会があれば紹介したいと思います。

2009年9月26日土曜日

一級建築士




新築予定のお客様と一級建築士さんを交え新築予定地の下見をおこないました。新築可能かどうかは不動産屋を営んでいる兄に調査してもらい確認済みですが、建築士さんには建築基準法に添った調査をお願いしました。
2点ほど役所に確認しなければいけないことがあり、手続きが必要な可能性が出てきました。土地に関しての手続きは結構時間がかかる場合があるため早めの調査が必要です。

最近の新築工事は建築士さんとの相談なしでは進行することができないと言っても過言ではありません。大場建築では信頼できる一級建築士さんにお願いしているため安心して工事を進行することができています。

明日からは浜北建築組合所属の大工さんたちと奈良へお寺の拝観旅行に出かけてきます。休み前ということで気が抜けたのか少し体調が悪いのが気になりますが・・・。

2009年9月25日金曜日

水屋と炉壇




昨日のしょうもないコウモリのお話です。朝一番で外壁を見上げるとコウモリさんは居なくなっていました。すると妻は「居なくなればなったでなんとなく寂しいね」とのひとこと。そう言われるとなんとなく私の中でも「もしかしてまだいるかもしれない」という期待感もありました。昨日はあれだけ釣りざおで突いたにもかかわらず・・・・・。
まあそれでも戻ってくるようなことがあればよほど我が家が気に入っているのだと考え、今度は追い出さないようにするつもりです。

今日は午前中にお茶の先生(大場建築のお客様)のご紹介で生徒さんのご自宅にお伺いしました。
お湯を沸かすための「炉壇(ろだん)」と、お茶室で使う道具を用意するための場所である「水屋(みずや)」をつくるためのお見積りを依頼されました。
お茶室には寸法などもとても細かく決められているため先生も一緒に相談してもらいました。お茶の先生はとても気さくな方なので普段は気軽に会話をしていたのですが、生徒さんと先生の会話はまさに師匠と弟子といった感じでした。
私はこれまでこのお師匠さんと普通に世間話をしてましたので失礼があったのかとも思いましたが、これまで通り大工とお客様という関係で気軽に接するほうが自然ではないかと思っています。

お客さまには社長さんや先生、警察官や会社員の方など様々な職業のかたがいらっしゃいますが、みなさんとは他業種である私のような職人と話をするのを楽しみにしてくれているお客さんが意外と多くいらっしゃいますからね。

2009年9月24日木曜日

恐怖!黒い影の正体は?




我が家の外壁に黒い影が!!!(わかりにくいですが三角壁の一番上にいます。格子の中です。)といってもはじめての出来事ではなく2度目なので正体はわかっているのですが・・・。

前回のときは下に小さなフンがたくさん落ちていたので不審に思い壁を観察したのですが原因がわかりませんでした。はしごを使って近くまで寄ってみると小さな黒い物体を発見!!
それがなんなのかわからないため棒で突いてみました。すると壁をつたって移動する謎の物体!どうやらネズミではなさそうです。しかも近くで見るととても小さな生き物なので疑問はふくらむばかり。
2度目の突きで正体を現しました。その物体は飛び出してきて空へ舞って行きました。その黒い物体の正体は、コウモリでした。
突かれたコウモリも驚いたでしょうが、それを見ていた家族全員が悲鳴をあげるほどびっくりしました。はしごから落ちなくてよかったのですが、今回は危険が伴わないように長い釣りざおを用意しました。
帰宅後に早速釣りざおで突いたのですが今回は移動するだけで飛び立っていきません。
10分ほど突いたのですがまったく出ていく様子がないため今日はあきらめました。
ですから我が家の壁にはまだコウモリさんがはりついたままです。フンを落とすくらいで他に悪いことはしないので放っておいてもよいのですがなんとなく気持ちがよいものではないためできれば引越ししてもらいたいですね。

今晩もコウモリさんは外出するでしょうから明日の朝に再び帰宅するかが気になります。
くだらない話ですみませんが、つづきは明日のブログで。

2009年9月22日火曜日

方広寺見学




今回の連休は浜松総合住宅展の出展となにかもうひとつやろうと思っていたのですが、それがなんだったか忘れてしまいました。まあカレンダーにも書き込んでいなようなことだから忘れてもそれほど問題があるようなことではないと特に気にしないでいました。
いつもの見ている大工村.comのサイトをのぞくと岩田建築さんのブログが気になりました。早速、見てみると方広寺の屋根の改修を見学に行ってきたという内容でした。

そうです!忘れていたことは私もこのお寺の屋根の改修工事の現場を見に行くことでした。
とはいえ資料作りをしなければいけなかったため、朝の4時ごろ起床して資料作りを始めました。7時ごろ次女が起きてきて手伝ってくれたため予定よりも早く作業が終了しました。(しかし予定していた作業が終了しただけで完成したわけではありません)

ということで次女を連れてお寺に行ってきましたが、普段見ることができない屋根裏を見れて満足しました。欲を言えばもう少し違う方向からもみたかったのですが・・・・。しかし木造で大きな建物を見るといつも思うのですが、昔の人の知恵というものは本当にすごいなと。

今回も、なににも頼らずに人間の力だけで造り上げてしまうすごさに感動しました。

2009年9月21日月曜日

休日?




今回の長期休暇はのんびりしていられそうもありません。土曜日は午後1時30分まで浜松総合住宅展に出席後、東京に用事があり3時の新幹線で向かいました。日帰りができなかったため朝7時の新幹線に乗車して、午前10時から浜松総合住宅展の2日目に参加しました。今日は午前中に請求書を完成させお客様のお宅へ届けてきました。午後は浜松総合住宅展にお越しいただいたかたに送付する資料作りです。以前より準備はしていましたが、足らない分を作らなければいけません。とても1日で終わるわけもなく明日も資料作りの1日になりそうです。なんとか明日中には終わらせてあさってはゆっくり休みたいと願うのですが・・・・。

しかし長期休暇をとっていない人もいるでしょうから、その方たちに比べれば1日休めるだけでも幸せなんですけどね。

2009年9月20日日曜日

浜松総合住宅展終了




2日間にわったて開催された浜松住宅展ですが、大盛況のうちに終了することができました。
今回の目的は、「遠州でがんばっている小さな工務店もいますよ」ということを皆さまに紹介することでした。手作り感いっぱいのブースでしたが、たくさんのお客様にお立ち寄りいただきありがとうございました。

職人ですから上手な説明はできなかったと思いますが、ぜひ各社のサイトをご覧いただきどのような仕事をしているのかを確かめていただけたらうれしいです。

ブースではクイズをおこないましたが、なかなか好評でした。たった柱一本でもいくつかの秘密が隠されているんです。ですから家一軒(家造り)の中にはとてもたくさんの秘密が隠されているんです。それをみなさんにお伝えしながら家造りができるのは大工だけだと思います。

信頼できる会社探しはもちろんですが、信頼できる職人探しも家造りには必要ではないでしょうか?

2009年9月18日金曜日

新築予定地




今日は新築予定のお客様と水道工事の打ち合わせに伺いました。
先日まで新築予定地に家が建てられるかの確認をおこなっていました。
今回は複数の条件をクリアーしないと新築工事ができない状況でしたので、不動産業を営んでいる兄に調査を依頼し、兄の知り合いの行政書士の協力も得ました。
調査当初は建築が難しいと思われていた複数のハードルをすべてクリアーすることができましたので、無事に建築可能という結論を得ることができました。
ということで早速今日から下見が必要な職人達と現場調査を開始したという次第です。

自分の土地なのにいろいろな条件があり、思い通りに家が建てられないというのは少し納得いかない部分がありますが、相手が役所の場合は従うしかないのでしょうがないのですが・・・。

2009年9月17日木曜日

大事なことは床下点検




トイレのリフォーム工事です。予算が限られているため安くできる方法でお願いされました。
床はクッションフロアーをはり、腰壁はクロス仕上げ、その他は既存のまま残すことになりました。
なるべく安く工事をおこなうと言っても床の下地合板の強化を怠ることはできません。
それとここで大事なのは床下の点検です。水漏れが起きていないか?シロアリは侵入していないか?床下の木材の状況は?などのチェックをおこなう大チャンスなのです。
問題があれば補修が必要ですし、そうでなければ一安心できます。

せっかくリフォーム工事できれいになっても、見えなくても重要な床下がボロボロの状態では意味がありませんからね。

2009年9月16日水曜日




しつこいようですが、今週の土、日は浜松産業展示館で住宅展が催されます。大場建築も大工村.comの一員として出展します。よろしくお願いします。

さて今日は仕事帰りに新築予定のお客さまのお宅にお伺いました。
30分ほどお話をした後に、住宅展の参加について紹介させていただきましたが、「住宅メーカーよりも設備関係の総合展示会に行ってみたい」というご意見でした。
大場建築で新築予定のお客さまですから当然のご返答でしたが、奥様から「でも大手住宅メーカーのパンフレットってとても豪華だから少しでも参考にさせてもらうために行ってみるのもいいかもしれないですね」というひとこと。

そうなんです!

住宅展といってもいろいろな活用方法があるんです。興味のあるかたはぜひご来場くださいね。

大手住宅メーカーとは違う雰囲気のブースでお待ちしております。

2009年9月15日火曜日

浜松住宅展プレゼント




先ほど浜松総合住宅展でお配りする粗品作りから帰ってきました。
その粗品はコースターです。アンケートにお答えしてくれた方にお配りする予定です。
材質は地元天竜杉です。しかも本日加工したばかりなので、住宅展当日にも杉の良い香りが体験できると思います。
みなさんぜひ大工村.comのブースにお立ち寄りください。お待ちしております。

9月19日(土)、20日(日)両日ともAM10:00~の開催です。
ちなみに私は19日が10:00~13:30、20日は10:00~終了までブースにいる予定です。

2009年9月14日月曜日

太陽光発電?実際どうなのよ!




太陽光発電についての話題を最近よく耳にしますね。大場建築のお客さんのなかでも興味を持っている方が多くいらっしゃいます。しかしこれまでは私の個人的意見としてはどちらかと言うと否定的な見解でしたので、あまりお勧めしないお答をしてきました。

しかし電力の買い取り価格の倍増や補助金などの対策によって状況がどのように変化しているのかを勉強するため講習会に参加してきました。
講習会場へ行くと大工村.comで知り合いの小坂建築さんにお会いましたので同席して講習を受けました。
講師は太陽光発電を実際に販売している方なのでとても話が上手で3時間の話をとても興味深く聞くことができました。
結論から言えば「こんなにお得なのに設置しない人は考えられない」という結論でした。私もその場に申込書があれば申し込んでしまうかもしれないくらいの説得力でした。

しかし自宅に帰り冷静に考えてみると、シュミレーションではすごくお得なんだけど自分の家の場合はいったいどうなんだろうと思いました。
とはいえいくら自分で考えてみても結論が出るわけでもなく、結局のところ自分の家をメーカー側にとって理想的なシュミレーションに当てはめるしか方法はないのかと思うといまいち納得するところまではいかないですね。
金額的に高額なので自宅で実験してみるのも困難ですし・・・。
しかし国が普及するように動いているのですから、もっと情報収集をしたいですね。
今が買いか、否か。判断がむずかしいですね。

講師いわく「今が買いの最大のチャンス」ということでした。

2009年9月12日土曜日

玄関の鍵が折れた!




昨晩ははまきた建築組合の会合がありました。
会合中にOBのお客様から電話が入りました。
このような場合は緊急なことが多いためドキッとしました。電話の用件は特別緊急なことではなかったのですが、玄関の鍵が鍵穴のなかで折れてしまったということでした。
最悪の場合は鍵を交換するしかないと伝えましたが、まずは私が伺って状況を確認することにしました。

朝、お施主さんのお宅へ伺いました。だめで元々ということでさっそく扉についている鍵穴部分を外し、分解してみました。
すると自分でもびっくりしましたが、わずか3分ほどで折れた鍵を取り出すことに成功!簡単に直ってしまいました。

大場建築ではまずは大工が状況を確認に伺います。そして大工が直せない場合は専門業者に状況を的確に説明して少しでも早く修理ができるようにしています。今回もサッシ屋さんに依頼をしていたら早くても月曜日になってしまう状況でしたからね。

とにかく簡単に直ってめでたしめでたし!!

玄関の鍵が折れた!




昨晩ははまきた建築組合の会合がありました。
会合中にOBのお客様から電話が入りました。
このような場合は緊急なことが多いためドキッとしました。電話の用件は特別緊急なことではなかったのですが、玄関の鍵が鍵穴のなかで折れてしまったということでした。
最悪の場合は鍵を交換するしかないと伝えましたが、まずは私が伺って状況を確認することにしました。

朝、お施主さんのお宅へ伺いました。だめで元々ということでさっそく扉についている鍵穴部分を外し、分解してみました。
すると自分でもびっくりしましたが、わずか3分ほどで折れた鍵を取り出すことに成功!簡単に直ってしまいました。

大場建築ではまずは大工が状況を確認に伺います。そして大工が直せない場合は専門業者に状況を的確に説明して少しでも早く修理ができるようにしています。今回もサッシ屋さんに依頼をしていたら早くても月曜日になってしまう状況でしたからね。

とにかく簡単に直ってめでたしめでたし!!

2009年9月11日金曜日

通風シュミレーション




先日岩田建築さんとカワイ材木さんに教えていただいた通風シュミレーションについてYKKの担当の方に話しをうかがいました。
サッシ屋さんの営業マンも詳しいことを知らないためぜひ話を聞きたいということで同行しました。

パソコンを使って丁寧に説明してくれました。サッシの配置によってどのように家の中を空気が流れるか動画で見ることができるのですが、空気の流れが悪い場合はサッシの配置のアドバイスも受けられるということでとても興味深いものでした。
せっかくこのような話を聞けましたので、さっそく利用してみたいと思います。

2009年9月10日木曜日

高級布クロス施工




クロス工事が始まりました。
布クロスはビニールクロスに比べ施工の技術が必要になります。ましてや下地に丸い面があり、より技術が求められます。ということでベテランの職人さんの登場となりました。
ベテランの職人さんでさえも「これほど複雑な天井は施工したことがないから、完成までに何日くらいかかるかはっきり答えることはできない」ということでした。とはいえ、施工することは可能ということでホッとしました。
なぜならば、はりかえ前にクロスの問屋さんにも見てもらいましたが、仕上がりのきれいさに驚くと同時に「ここまできれいに施工できる職人はいないかもしれない」と言われたからです。

完成が楽しみなような不安なような複雑な心境ですね。

2009年9月9日水曜日

お茶室




一般家庭の新築工事では障子紙の建具をはめることが少なくなりました。障子紙の代わりに汚れや破れに強い和紙風のアクリル板を使用した建具をはめます。しかしどうしても和紙のやわらかな雰囲気を味わうことができませんね。

今日はお茶の先生の茶室の障子をはりかえ、取り付けに伺いましたがやっぱり茶室には障子の建具が似合うとあらためて実感しました。どこがどう雰囲気が違うのか説明は難しいのですが・・・・。なんとなくと答えるしかないのですかね・・・。

とはいえ実用性(お手入れ)から考えるとやっぱりアクリル板を選択される方が多いですね。
小さい子供でもいればなおさらですよね。

2009年9月8日火曜日

ベニヤの寿命




クロスのはりかえ工事です。通常の場合は古いクロスをはがして下地はそのままではりかえるのですが、20年以上経っているベニヤ(クロスの下地)の場合は劣化のためはりかえが必要な場合があります。今回の場合は30年以上経過しています。
クロス屋さんいわく、「見た目では大丈夫と判断してもクロスをはりかえた後にベニヤの表面が浮いてしまうことがある」ということでした。
一般的なビニールクロスでしたら問題がある部分だけを直すことも可能ですが、今回使用するのは最高級布クロスということで一部の補修はできないとのことでした。
工事後に下地に問題が起きてしまうとたいへんなことになってしまうため今回はお施主さんの了解を得て下地のベニヤもはりかえることになりました。

しかしご覧の通り複雑な天井です。大工2人で2日間の下地はりかえ工事予定でしたがもう一日かかりそうです。クロス屋さんには日程の遅れがないように、3日間の予定と知らせてあったため日程変更の問題はありませんでしたのでその点ではホッとしています。
それにしても下地のベニヤをはりかえるだけなのに3日間もかかるとは・・・・。

2009年9月7日月曜日

間取りづくり

今日は仕事の帰りに新築予定のお客様のお宅にお伺いしてきました。
32坪ほどの平屋住宅をお望みですが、微調整も含め15回ほどの間取り相談をおこない間取りが決定しました。鬼門などの方角の問題があり、100%理想の間取りというわけにはいきませんでしたが相談を繰り返すことで納得のいく間取りが出来上がりました。(鬼門とは水回りや玄関の位置などに良くないとされている方角のことです)

今回も鬼門の問題がありましたが、お施主様は方角を診断してもらった住職の助言をしっかり守って間取りづくりを進められました。
迷信だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このような診断を受けておけば安心して家造りを進行することができますし、これから何十年も住む家のことを考えるとうやむやにできないことなのかとも感じています。

2009年9月5日土曜日

最高級雨どい




この風格と存在感。最高級の銅製雨どいです。あまり普段は注目されない部分ですが、私の期待通りの立派さでした。値段も立派で高級と言われる銅製の約1.5倍もします。

では普通の銅製のものとどこがちがうのでしょうか。銅製のものはあたりまえですが100%銅でできています。しかし今回使用したこの雨どいは芯の部分がステンレスになっていてそのまわりを銅で覆っています。ということは耐久性が増すということです。もちろん表面にも特殊な加工が施されているため独特のつやと耐久性を兼ねそろえたものになっています。

和風住宅はこのようにお金をかけだしたらキリがないんです。(設備機器ではなく家自体にです。)
材料にとことんこだわれるのが和風住宅の特徴のひとつでもあります。

2009年9月4日金曜日

こんなところも!2度びっくり穴あきのお話




先日紹介しました銅板の穴あきの続きです。
お施主様に「家全体を点検して他にも悪い箇所があったら直しといて。」と頼まれました。
瓦屋さん、板金屋さん、大工の3人で点検しました。
大工と瓦屋さんは小さな補修箇所をいくつか発見しましたがすぐに補修できる程度のものでした。
しかし問題は板金屋さん。「大場さん。あそこの雨どいも穴があいているけど、どうする?」と聞かれ屋根を見上げてみると、予想もしていない場所に驚くほど大きな穴が!まさかこんなところの銅に穴があくなんて本当にびっくりしました。

さっそくお施主さんに交換か補修かの選択を質問すると「大場さんにまかせるから、似たようなタイプを付けといて。お金のことは言わないから一番いいやつでいいよ。」とのこれまたびっくりのご返答。
お施主さんと大場建築は30年以上のお付き合いをさせていただいていますので、親方に確認しました。
すると「お施主さんはいつもそうだよ。一番高いやつを付けておけば間違いないよ」という返答。
私としては金額もお知らせしないで一番高いものを付けること自体が間違いだと思ったのですが・・・・・。
そんなこんなで最高級の雨どいを付けることになったのですが、実際のものを見るのは私も初めてなのでとても楽しみにしています。きっと立派なんだろうなー。
続きはあした。

2009年9月3日木曜日

通風シュミレーション

今日の岩田建築さんのブログは通風シュミレーションについてでした。
先日大工村.comのミーティングの際に、このシュミレーションについて岩田建築さんと大工ちゃんから情報をいただきました。
大工村.comに入村している方の情報の多さには本当に感心します。私はいつも提供していただくばかりで申し訳ないのですが・・・。

こんな勉強熱心な大工の集合体の大工村.comをよろしく!

大工村.comサイトに注目!

2009年9月2日水曜日

雨漏り修理




前回紹介した銅板の穴あきによる雨漏りの修理をおこないました。板金屋さんと瓦屋さんに協力してもらいました。
このような場合、板金屋さんに丸投げしてしまう業者もいるようですが、必ず瓦屋さんにもお願いしたほうがよいです。
瓦を一時撤去して、板金を修理後に瓦を元の位置に戻すだけの作業なので、板金屋さんにすべてをまかせればよいとの考えがあるようです。
しかしそんな簡単なものではありません。もちろんそれなりにはなりますが、「餅は餅屋」と言うように、それぞれの専門職に頼んだほうが安く、はやく、きれいに仕上がります。
職人の「何でも屋」にご注意を!

このような銅板の穴あきは珍しいことではなく、瓦屋さんも板金屋さんも頻繁にこのような工事に出向くということでした。みなさんのお宅でも同じような屋根の形状である場合は一度大工さんに確認してもらったほうがよいですよ。
特に築20年以上のお宅は要注意です。

※前回掲載した内容に間違いがありました。谷どいによく利用しているのはアルミの合金と掲載しましたが、瓦屋根の場合はすべてアルミニウム製のものを使用していました。屋根の材料によって使い分けをしているようです。申し訳ありませんでした。