2009年11月30日月曜日

セランガンバツ?




セランガンバツとはウッドデッキなどの外でも使用できる雨に強い材質の木材です。
ジャラという材質も使用しますが、きれいなものを揃えるのは難しいということで今回はセランガンバツを使用することにしました。
と言っても、ウッドデッキを作るわけではありません。
作るものは明日以降に紹介しますが、やはり外に使用します。

お客様も年配の方なのでなるべくメンテナンスが少なくて済む材質のものをご希望でした。
もちろん何十年も腐らないわけではありませんし色あせもしますが、お手入れは少なくて済みます。

問題は値段です。細い柱でも、和室に使用する高価なひのき柱よりも高価です。
高価とはいえウッドデッキ材としては手ごろな値段ということなので驚きです。
しかし一般家庭でこのような材料を使用しているウッドデッキはあまり見たことはありません。
ほとんどが安い材料で10年もしないうちに腐ってしまいそうなウッドデッキばかりです。
公共の場所ではこのようなしっかりした材料を使用しているところをよく目にしますけどね。
続きはあした。

2009年11月28日土曜日

新エネ・省エネ機器補助金




政府による事業仕分け作業で、エコキュートの補助金が廃止、住宅用太陽光発電の導入補助金は来年度予算への計上見送り、家庭用燃料電池に対する補助は予算を3分の1に削減が妥当と判断されました。

エコキュートはオール電化には欠かせないものですから影響を受ける方も多いと思います。
太陽光発電もエコキュートほどではありませんが、売電価格のアップで設置をする方が増えましたし、検討されている方も多いでしょう。
検討されている方はもう少し様子を見てみようと思われるかもしれませんね。

とはいえ太陽光発電はもう少し安くならないものでしょうか?
200万~360万円の電気代を先払いするようなものですからね。
しかも100%の保証はありませんし・・・・。
だからこそ補助金を頼りにしている方は多いと思います。もっと増やしてもらいたいくらいでしょう。
私もそうですがエコ!エコ!と言っても自分が損をしてまでエコを実践する方は少ないと思いますからね。


まあ補助金ですから設置する方にとっては恩恵を受ける良い制度ですが、設置しない人にとってはまったく意味のないもの=必要がないものなので廃止(エコキュート)が良いのか悪いのかの判断は人それぞれでしょうね。

2009年11月27日金曜日

安全確保のためとは感心!




お客様から塀を撤去したいから相談にのってほしいとご連絡がありました。
お客様は元一級建築士です。現在は廃業してしまいましたが、大場建築でも長い間依頼していた方です。

相談内容は7段あるブロックの上3段だけを撤去して、木材で飾り程度に仕上げてほしいということでした。
なぜ上段だけを撤去したいのか?お客様に聞きました。
「地震のときに崩れて通行者に被害を及ぼさないための安全確保と防犯上のため」との理由でした。
主な理由は安全確保のためのようですが、なかなかその方が良いとは思っていてもできるものではありませんよね。お金のかかることですし。

2つ目の理由の防犯上というのは、塀が高いと泥棒が隠れる場所が出来てしまうということです。
これは私の家でも実践しています。
通行量がわりと多いところですが、あえて中が見えるような塀にしています。
塀は中を見られるのが嫌だからつくるものですが、通行している方は屋敷の中が見えていると意外と見ないようにするものです。

自分が通行人の立場だったらと考えれば理解できますよ。
家の人にのぞいていると思われたくはないからなるべく見ないようにしませんか?

塀をつくるときはこのような考え方も参考にしてみてはいかがでしょうか。

2009年11月26日木曜日

お詫び




先日紹介した水屋工事についてです。
お客様から「水を流した際に少し溜まってしまうため使用後はぞうきんで拭くようにしているけどもう少し流れが良くなりませんか?」とご連絡がありました。
早速、板金屋さんに確認してもらいましたが、通常よりも水の流れが悪かったようでした。
このような場合は当然直すことになります。
お客様にはご迷惑をおかけすることになりますが、快く承諾していただきました。
直すためには施工した銅板を一度撤去して再度施工します。

このような場合は誰が悪いのか?
それは大工です。
大工の下地が悪いため板金屋さんもうまく施工できなかったのです。

大場建築のような工務店は大工(親方)が中心にいて、その大工を他の職人さんが支えてくれています。
ですから何か不具合がある場合はすべて大工の責任になります。
今回の場合も板金屋さんの施工の仕方が悪かったのではなく、その下地を作り適切な指示をしなかった大工(私)に責任があります。
しかし板金屋さんは快く再施工を引き受けてくれました。

今回はお客様と板金屋さんに迷惑をかけてしまい、どうもすみませんでした。

2009年11月25日水曜日

屋根メンテナンス




先日紹介した玄関屋根の雨漏りのお宅に板金屋さんと下見に行きました。
どの程度の補修が必要かを相談しました。
その際に瓦に目をやると瓦の一部が大きくずれていました。
お客様に雨漏りについて聞くと、その部分では雨漏りしていないとのこと。
阪神大震災以前に建てられた家の屋根は土を用いて瓦を葺いていました。
この土によって瓦が割れたりずれていても雨漏りの現象が起きない場合があります。
しかししばらくすると土も流され雨漏りが起きます。
そうなってからようやく屋根の異常に気付くんです。

さっそく瓦屋さんにも見てもらいましたが、どうやら戦前の瓦のようで傷みが激しい状態でした。
このお宅は築45年です。
????戦前の瓦なのに築45年では勘定が合いませんよね。
おそらく戦前に建てられた古い瓦を葺き直したと考えられます。
古い家では材木なども再利用している場合がよくあります。
現代では材木(梁)のほとんどはチップ化して燃料などにリサイクルしますが、昔は再び梁として使用したようです。
今でも手作業で解体して大きな梁を再使用する場合がありますが、それは100年くらい前の立派な材料を使用している家屋ですね。
昔の家は立派な材料を使っていると思うかもしれませんが、オイルショックのころに建てられた家の材料は貧弱な場合が多いです。
コスト面から考えると再使用するのは困難でしょう。
現代ではなんでもそうですが、修理をして再使用するよりも新しいものを買った方が安い場合が多いですからね。
あまりよくないことと思っていても・・・・・・という感じです。

2009年11月24日火曜日

年末準備




今年もはやいものであと1カ月と1週間ですね。
まだ1カ月もあると思っていると12月はアッと言う間に過ぎてしまうものです。
年末準備は主に畳の表替えとふすまや障子のはりかえですね。
みなさん12月10日過ぎくらいから考える方が多いため年末は非常に混み合います。
いまのうちに予約だけでも入れておくと安心ですし、希望の日時も指定できると思いますよ。

2009年11月23日月曜日

休日




土曜日の夜に二俣一夜城のお疲れ会ということで大親方の作業場でバーベキューをおこないました。
こんな時期ですから外でのバーベキューは寒くてつらいものになってしまいますが、作業場の中でおこなえば温かいものです。
もちろん引火の心配がないようにおがくずなどはきれいに片づけられていました。
準備は先輩大工さん2人がおこなってくれたましたが、一番の若造の私はなにもしませんでした。すみません・・・。
でもみなさんやさしい先輩大工さんなので怒ったりはしませんよ。
大工は恐い人が多いと思われるかもしれませんが、そんなことはないです。
確かに職人言葉でしゃべる大工さんは恐い印象を持たれがちですが、べつに怒って話しているわけではないので誤解のないようにお願いします。





連休ということで妻が長女を連れて東京へ里帰り。
泡っ喰らいの次女も行けばいいのになぜか今回は居残り。
しょうがないのでおじいちゃんを連れてSLが見られる川根温泉に行ってきました。
私は帰りにこの温泉の少し手前にあるおそば屋さんに寄るのが一番の楽しみなんです。
つゆや天ぷらなどに特別なこだわりがある感じではないのですが、そば自体はとてもおいしいんです。
この日も30分くらい待ちました。
行列ができているわけではないんです。
お店は10人くらいしか入れないんですが、天ぷらをおばあちゃんがひとりで揚げているので時間がかかるんです。
しかし待ってでも食べたいおそばなんです。
お店の名前は知りません。
というか看板があったかさえ覚えがありません。
何度も行っているのですがね・・・。

2009年11月21日土曜日

水まわり見積もり




いつも思うことですが、システムキッチンのオプションは少し高すぎるような気がします。
キッチンフードなんて色を変えただけで12,000円(定価)もアップする場合があります。
これにはお施主様もびっくりでしたね。
確かにこちらのわがままをほとんど聞いてくれるのがオプションですのでしょうがない気もしますが・・・。
でも口を開けば値段が上がっていくという感はぬぐいきれませんね。
お風呂の場合はそれほどでもないんですけど・・・。

そういえばヤマハがシステムキッチン・バスなどの住宅設備事業から撤退すると発表されましたね。業績不振が原因のようですが、投資ファンドに売却されるそうです。

2009年11月20日金曜日

原因は雨漏り




お客様のところへお伺いすると親戚の方が遊びに来ていました。
お話をすると「玄関屋根の下のベニヤがはがれてきているので一度見てほしい」とのこと。
ご自宅は遠くないということで早速見に行くことにしました。

見た瞬間にこれは雨漏りが原因だということがわかりました。
あきらかに湿気だけではがれた状態ではないということです。
このような場合ははじめに屋根の雨漏り箇所の特定をしなければいけません。
原因箇所はすぐにわかりました。
大がかりな修理の必要はなさそうなのでホッとしましたが、状態が悪い場合は屋根全体を修理しなければいけない場合もあります。
今回のように最低限の修理で済む場合でも、大がかりな工事を勧める業者もいるようですのでお気を付けください。
とはいえ一般の方には判断ができないためどうしても業者の言いなりになってしまうと思います。
ですから信頼できる業者にお願いするようにしてください。
信頼できる業者を知らない場合はお知り合いの方などに紹介してもらうのもよい方法だと思いますよ。

2009年11月19日木曜日

建具レバー修理




お客さまからトイレのレバーの調子が悪いから見てほしいとご依頼がありました。
このような場合はバックセットという部分が消耗のため壊れている場合が多いです。
バックセットとは扉の中に埋め込まれている部分です。
レバーが壊れてもこの部分だけ交換すれば大抵の場合は元通りになります。
バックセットはホームセンターで安く購入できます。
長さがいろいろありますが、ほとんどの場合は60mmタイプです。
詳しくは店員さんにお尋ねください。今回は古い形でしたのでバックセットの部分がなかったため写真を撮ることはできませんでしたが、機会があればまた紹介します。

扉が枠と擦れていたためかんなで削り、レバーも修理して直りました。
いつもOBのお客さまにはこのような場合は料金はいただきません。
お客さまもいつものことなので「そうだと思ったわよ」と言われました。
すると「ちょっと待ってて」と奥の部屋に入って行きました。
奥の部屋から大きな箱を持ってきました。「これ持って行って。」
見るとみかんの箱でしたので「それではお言葉に甘えて少しいただいていきます。」
すると「少しではなくてこれ全部よ!」
「??これ全部って!1箱じゃないですか!いくらなんでも多すぎます。工事代金が高くついてしまいますよ。」と私。
すると奥さんは
「いいのよ。親戚で作っているからいつも10箱くらい安くゆずってもらっているから。」
とはいえやっぱり1箱もらうのは気が引けたため「少しでいいですよ。」と言うと、「いや全部持っていって。」とこのような会話の繰り返しでした。
あまりしつこく断るのも失礼と感じて結局1箱頂戴しちゃいました。
しかし毎年10箱も買ってみんなに配るとはなんて気前の良い方なんでしょう!
普通は私がお客様に持っていかなければいけない立場なんですけどね・・・・。

家に持っていくと家族から「おーーーー!!!!!」の言葉。
みんなみかんが大好きなんです。
今日からは数を気にすることなく手がオレンジ色になるまでみかんが食べられます。
ごちそうさまでした。


2009年11月18日水曜日

カーポート波板




カーポートの波板の交換のご依頼がありました。
この程度の交換であれば大工でも施工可能ですので私が工事をおこないました。
最近ではホームセンターなどでも購入できますのでご自分でおこなうかたもいるようです。
波板を切るはさみなど多少の道具が必要となりますが、一般の方でもできないことはないと思います。
今回もお客様に「ご主人さんが日曜大工をやるのであればまかせてみたらどうですか?」と奥さんに問いかけると、「途中で断念されてもこまるし、大工さんに頼んだ方がきれいではやく仕上がるからいろいろ考えるとお願いするのが一番よ」と言われました。
確かにご自分でやる場合はきれいに仕上がるかどうかというリスクがあります。
それを考えると職人に頼むのが一番間違いはないとは思いますね。





以前のものはビニール製なので長い期間が経つと劣化してしまい強い風などが吹くと割れてしまう場合があります。
最近ではポリカーボネイト製のものを使用しますので劣化はとても少なく長持ちするようになりました。
とはいえコケなどで汚れたりすることは避けられないため見た目が悪くなります。
カーポートなどを施工する方に聞いたのですが、劣化によってポリカーボネイトを交換したことはないそうです。
汚れが気になるということで交換したことはあるそうです。
まあそれくらい耐年数は長いということでしょうね。
とはいえ、あまり劣化しないのも交換工事が減るから困りものとも言っていました。
お客さんにとってはとても良い製品なんですがね・・・。

2009年11月17日火曜日

泡っ喰らいも少しは役立つ?




ときどきブログに登場する我が家の次女。
以前も書きましたが、とても泡っ喰らい(慌て者、せっかち)な娘です。
そんな泡っ喰らいでも役に立つことがありました。
走るのが意外と早いようです。
自慢はよくしていましたし、マラソン大会も1位を目指すといつも言っていました。
私はその度に「世の中そんなに甘くない!マラソン大会で自分の実力を思い知りなさい。」と言い聞かせていました。
負けることを覚えるにはよい機会と思っていましたが、結果は1位。
4クラスもあるためまさか1位になるとは思ってもいなかったのですが・・・。
親としてはうれしい半面、私がいつも言っている言葉に説得力がなくなってしまいそうです。
1位になったことはもちろんほめてあげたのですが、「世の中結構甘いものだ。」と思われるのが心配です。

まあ所詮は私の子供ですから1位が続くとも思いませんし、人生のピークが今かもしれませんのでお祝いしてあげました。
お祝いに少し奮発して半田山で少し高いケーキを買って帰りました。
しかし娘はいつも買う安いショートケーキのほうがよかったみたいでした。
さすがはうちの娘だけあって有名店のケーキは口に合わないようでしたね。

そういえば日曜日に散歩へ行った時1位の実力を試してみようと800m走をしました。
1位とはいえまだ1年生ですから負けるわけはない!と思っていました。
しかし結果は私の惨敗!
こんなにもはやく子供に越される日が来るとは・・・・。大ショック!!!

1年生だからといって甘く見てはいけないと思い知らされた日曜日の夕方でした。

2009年11月16日月曜日

木へのこだわり




約20年前に新築されたお客様から玄関の戸を交換したい、とご依頼がありました。
お施主様はサッシや玄関戸にこだわりがあり、新築時には東京へカナダ製の窓や玄関戸を購入しに行ったほどです。
当時、親方は「外国製は日本の風土に合わない作りになっているから敬遠したほうがよい。」と助言したそうです。
特に不便なのは雨に対する機能だったようで、大雨が降ると雨漏りが起こりやすい構造だったようです。しかし寒さに対する機能は優れていたようで木製の枠にペアガラスがはまっているものでした。
金額も目が飛び出るほど高価だったそうです。

玄関戸も木製のため雨に弱く、下の方はもちろんですが全体的に劣化が激しくなっていました。
何度かご自分でペンキの塗り替えをおこなったようですが、いよいよ交換が必要な状況になったと思ったそうです。
このように手間がかかる木の戸ですから、今回はアルミ製のものを選択されると思いました。
しかしお施主様は「木の戸は手入れがたいへんだけど風合いが気に入っている」という理由で似た感じで建具屋さんに作ってもらいたいというご希望でした。
作る側の建具屋さんでさえ、「サッシのほうが腐らなくてよくないか?」と言うほどですが、お施主さまは腐るというデメリットよりも風合いが好きというメリットを優先されたようです。

普通の方ならば木は腐ることに懲りて2度目はサッシにすることが多いのですが、ここまでこだわりがあるお客様もめずらしいです。
とても感心しましたね!

とはいえここまでこだわりがない方は、外の部分(雨や天日にさらされるところ)に木を使用する場合は劣化が激しいため手入れの頻度が増すということを承知のうえ使用するようにしてください。
将来こんなはずではなかったと後悔する恐れがありますので・・・。

2009年11月14日土曜日

二俣城落城




二俣城落城!
少し意味合いが違うかもしれませんが、本日二俣城一夜城の解体工事をおこないました。
朝からの大雨で危険が伴いました。





にもかかわらず解体作業は順調に進みました。
今回使用した材料はすべて保存されるため再構築が可能です。





造るのは楽しかったですが、壊すのはもったいない気がして複雑な気持ちでした。
わずかなあいだでしたが建てたものには情が移るような気がしました。
再構築が可能とはいえ次に建つのは45年後の国民文化祭となるのでしょうか?
これだけの建物ですから多くの大工の協力が必要です。
それに見合うようなビッグイベントでないと再構築は難しいでしょうね。
帰りの雰囲気はまさに祭りの後といった感じでした。





こんな風景も2度と見ることはできないでしょう。
工事の安全終了と国民文化祭の大成功を祝い、最後に3本締めで二俣一夜城は幕を閉じました。

2009年11月13日金曜日

ショウルームで打ち合わせ




今日は午後からお客様とTOTOショウルームへ水まわり設備の打ち合わせに行きました。
お客様は同じメーカーのものですべて揃えたいということでしたが、トイレはTOTOと決めていたことが選択理由のようです。
しかし建材やエコキューとも用意されているパナソニックも候補に残っています。
メーカーはたくさんありますので迷うところですが、選択理由で多いのが印象の良いメーカー、望んでいる設備があるか、金額などです。
中にはショウルームの接客態度で決めた方もいらっしゃいます。たくさんのショウルームを訪れた結果、商品はどこも大差はないというのが理由のようでした。

さてよく迷うのが色です。
このような場合は一番初めに選択した色にするかたが多いですね。
一番初めに選択した色が一番好みの色の場合が多いからでしょう。

ショウルームでの商品の決め方ですが、まずはご予算に近いグレードをお伝えします。
そしてオプションはお好みのものを選択していただき、予算オーバーの場合は本当に必要なものを残し、そうでないものは排除していく方法をとってもらいます。
ただ商品を比較するとどうしても高価なものばかり欲しくなってしまいますのでそのような場合はアドバイスをするようにしています。
特にキッチンはオプションが豊富なため見積もり金額が高額になる場合が多いですのでお気を付けください。

2009年11月12日木曜日

今日のブログは2本立て

今日のブログは2本立てです。
いつものようにブログを掲載しましたが、妻から「昨日言っていた新型インフルエンザのワクチン接種時期の前倒しについてインターネットで調べて!」と言われました。
今日はこのことについてのブログを書こうと思っていたことをすっかり忘れていた私でしたが、このひとことで思い出しました。

ワクチン接種時期の前倒しが決まると予約時期も早くなりそうなので小学3年生以下のガキが2人いる我が家は厚生労働省の発表が気になります。短いですが2本目のブログですのでこれでおしまい。

厚生労働省のインフルエンザ情報は下記をクリック
厚生労働省ホームページ

基本は同じ




先日は墨付けの基本は大きな建物でも小さな建物でも同じということを書きました。
ひさしの作り方も基本は同じです。
節のないきれいで高価な木材をたくさん使えば和風のひさしになりますし、節のある安い木材を使えば借家のひさしになります。(高価な材料の見分け方は機会があれば紹介します。)
もちろん手間のかけかたは違いますが、作り方は基本的には変わりません。





9月に開催された浜松総合住宅展で好評だった柱の向き(どちらが根っこか?)を当てるクイズがありました。
その際に家を建つときの柱はすべて根っこが下になるように立っているというお話も紹介しました。
今回のこのようなひさしの場合も柱は根っこが下になるように立てられています。
大工の仕事は大きな建物でも小さな建物でも基本は同じということです。
大工の仕事に限らず、やっぱり基本は大事なんですね。

2009年11月11日水曜日

風力発電

今朝のニュースで小型の風力発電の開発について放送されていました。
将来的には一般家庭にも普及させていきたいとのことでした。
今回紹介されていた風力発電機は風車のまわりにリングが取り付けられていました。
このリングを付けただけで風の流れが増して発電量が大幅に上昇するようになったそうです。
その結果、家庭での使用電力の7割ほどがカバーできるそうですが、値段は普及前ということもあり400万円ほどになるようです。
太陽光発電のように普及していけば値段も下がるようですが、最近では大型の風力発電による騒音や低周波による健康被害も耳にします。
紹介されていた発電機は低騒音になっているようですが実際のところはどうなんでしょうか?(起床後にこのニュースを見ましたので情報に間違いがあるかもしれませんのでご注意を!)

普及するには時間がかかるかもしれませんが、太陽光以外の発電方法ができれば自家発電機はもっと購入しやすい金額になるかもしれませんね。

2009年11月10日火曜日

小さくても作業内容は同じです




ひさしの墨付けです。
小さい建物の墨付けは出来るが、一軒家の墨付けは出来ないということはありません。
小さな建物でも大きな建物でも墨付けの基本は同じですから。

墨付けの一番難しい点は間違いが許されないところです。
何度も確認をしても勘違いということがあるため気を使います。
プレカット(機械加工)の場合、間違いはまずありませんが墨付けの場合は間違っているところがないか建前の日はドキドキものです。
多くの人に試験結果を見られているようなものですからね。
間違いがあったら恥をかくだけでなく、建前は中止になってしまいますから!!




今回はこんな継ぎ手をつくりました。
材料の長さが足りない場合にこのような継ぎ手をつくります。

2009年11月9日月曜日

白あり被害(ひさし編)




古いひさしが倒れそうなので見てほしいというご依頼がありました。
現場へ見に行くとまさに倒れる寸前の状態でした。
これでは修理するよりも作りなおさないといけない状態です。





塀を倒して柱の状態を見ると白ありの被害にあっていました。
すでに白ありはいませんでしたが、雨が降るたびに濡れた状態になっていたのでしょう。
上部まで白ありが侵入した跡がありました。
しかも柱は地中に埋め込まれて立っていたため腐敗と白ありの被害で倒れる寸前になっていたのでしょう。
よくこれまで倒れなかったと思うほどの状態でした。
借家ですのであまり費用はかけられないのですが、作りなおすことになりました。
続きは明日。

2009年11月7日土曜日

お客様からのいただきもの




仕事帰りにお客様からおみやげをいただくことがありますが、今回はきのこ。これシイタケなんです。
おそろしいほどの大きさです。
お客様は自分の畑でシイタケを栽培しているそうなんですが、2日くらい見に行かないとこんなに大きくなってしまうことがあるそうです。
大きなシイタケを見たことがありますが、さすがにここまで大きいのは人生初です。まるで「さるのこしかけ」のようです。

こんなに大きいと味が心配ですが、お客様は何度も味見済みのようで問題ないとのことでした。
私は塩焼きが好きなのですが、この大きさではグリルに入りませんから切り分けて焼きました。
当然厚みも相当なものでしたからシイタケのステーキといった感じでした。
味も良くて食べ応え充分でした。次女も塩焼きが好物なので2人で軽く完食してしまいました。

昨日お客さまに再びシイタケをいただきました。
前回ほどの大きさではないですが、また塩焼きにして食べようと思います。
つまみには最高ですからね。

2009年11月5日木曜日

茶室設備4




これが電気式の炉壇です。
これなら炭をおこす手間もいりませんよね。
まあそれにしてもマニアックなものを作る会社があるものだと感心します。
お客さまとお話したんですが、茶道の世界はマニアックなのでここまで揃えたら終わりということはないそうなんです。茶道具などは凝り出したらキリがないようなんです。
お茶の先生も定期的に京都まで茶碗を見に行くと言っていたことを思い出しました。

そんな先生に抹茶をごちそうになったことがあったんですがおいしかったですね。
もっと苦いものだと思っていましたからね。

先生も頭がやわらかい方で「茶道以外のときは作法よりも気軽にお茶の味を楽しむことが大切だよ。」と言ってくれたのでリラックスして味わえたことがお茶をいっそうおいしくさせた理由かもしれませんね。

2009年11月4日水曜日

茶室設備3




前回の茶室設備では水屋を紹介しましたが、今回は炉壇(ろだん)です。
炉壇?と思う方が多いでしょう。
炉壇とは茶道に使用するお湯を沸かすところといえばわかる方も多いと思います。
以前は炭を焚いてお湯を沸かしましたが、最近では電気式のものもあります。
お茶の先生の茶室に炉壇を作った時は材料からすべてを加工しましたが、今では便利なものがあってすべてセットになっているものがあります。
今回はお客さまが用意してくれたので私は施工するだけでした。(今回のお客さまはお茶の先生をしているOBのお客さまのご紹介です)

セットになっている炉壇は床下収納庫と作り方は同じようなものなので難しいものではありません。
このことをお茶の先生にお話しすると「大場さんは正直すぎる!そういうときは特殊な工事だからとても難しいため工事代金が高額になると言わないとだめだよ。他の業者に頼んだ生徒さんは大場さんよりも15万円も高かったみたいよ。」と言われました。
水屋と棚と炉壇の全工事(水屋の水道工事は施工済み)で約20万円でした。他の業者は同じような条件で1.5倍以上の35万円の工事代金のようでした。

このようなことがありますので、みなさんも見積もりは何社かに依頼するようにしてください。
特殊な工事は見積もり額に大きな差が出る場合があります。

安いだけが良いのではありませんが、平均金額を知るためにも必要なことだと思いますよ。

2009年11月3日火曜日

あやしい営業マンにご注意を!




OBのお客さまから水漏れ相談がありました。
無料床下点検をおこなってもらったそうなんですが、トイレの床下で水道管から水漏れを起こしていると言われたそうです。
これを直すためには床をめくって修理をしなければいけないので17万円かかると言われ、せっかくなのでトイレのリフォームをしたほうがよいと勧められたとのことでした。
お客様はあやしいと思い私のところに相談してきたそうです。
早速伺い床下点検をおこないました。確かに土が湿っているため水漏れが起きているようでした。
しかし5cmほど掘ってあっただけで水漏れ箇所の確定と原因は調べた様子はありませんでした。




こんなときはまず水漏れの原因と場所を確定しなければいけません。
水漏れ箇所と考えられる場所を掘りましたが、発見には至りませんでした。
ここでようやく専門家の水道屋さんの登場ですが、なぜはじめに大工の私が床下に入ったのか?
その理由は下見をして的確な状況を水道屋さんに伝えるためです。
それと土台や柱などの木の部分が腐食や白ありの被害にあっていないかや床下全体の状況を把握するためです。
大場建築ではいつも床下の状況を大工が確認したうえで水道屋さんに連絡するようにしています。
水道屋さんも予備情報を頭に入れて現場に来ますから作業もスムーズに進めることが出来ます。




雷(いかずち)水道さんに確認してもらいましたが、どうも水漏れ箇所は床下ではないという見解でした。
おそらく家の外で起こっているのではないかという予想でした。
そして外の土を掘って水道管を確認しました。すると5分後に水漏れ箇所を見事発見しました!!
私は床下の土が濡れていたのでまさか外で水漏れが起きているとは思いませんでしたから、これには驚きました。
外で漏れた水が水道管をつたって床下の土を湿らせていたようです。このようなことはめずらしいことではないそうです。
さすがは専門家ですね。勉強になりました。
水漏れ箇所がわかってお客様も一安心してくれました。あとは修理をするだけですからね。
お客様は「大場さんに相談しなければ無料床下点検をおこなった営業マンの言いなりになってリフォーム工事をおこなう破目になっていたかもしれない」と喜んでくれました。

水漏れを発見してくれた営業マンですが水漏れの原因を確認しないでトイレのリフォームをすすめる行為は問題があります。
それをあやしいと気付いたお客さまの判断で今回は何事もなく済みましたが、信用できない人に無料だからといって床下の点検を依頼するのは避けた方がよいです。

思いもよらない状況へ進む場合がありますのでご注意を!!

2009年11月2日月曜日

木工製品の課題




昨日は浜北産業祭へご来場いただきありがとうございました。
販売したプランターは完売まではいきませんでしたので少し残念でしたが、お買い上げいただいた方には感謝しています。

プランターよりも好評だったのが組合員の大工さんが会場に来る前に作ってきた踏み台です。
他の大工さんが値段(750円)を付けたので、作った大工さんはちょっと高すぎると感じていたようで簡単には売れないと思ったようです。
しかし予想外にもすぐに売れ切れてしまいました。
お客様のなかには「もう少し台の足が長ければイスに使えていいのにね。」と助言してくれる方もいました。
意外とイスや踏み台がほしいという方が多いのは予想外でしたね。勉強になりました。

次回このようなイベントのときは台を作ろうと組合員の大工さんと話し合い終了した2日間でした。

2009年11月1日日曜日

二俣一夜城へ行ってきました




昨晩、娘2人を連れて二俣一夜城の前夜祭へ行ってきました。
イベント目白押しであっという間の2時間でした。ライトアップもすばらしかったです。
しかし本格的なライトアップは本日までです。明日とあさっては投光器でのライトアップになるようです。
イベント終了後、関係者の集合写真を撮影したんですが、その後関係者だけの特典がありました。
天守閣に上ることが出来たんです。もちろん私は大工ですので工事中は何回も上りましたので今回は上りませんでしたが、娘2人たちは大喜びで上って行きました。
一夜城の天守閣に上れる体験なんてできるものではありませんからね。





楽しいイベントでしたが、問題は次女。
以前も紹介したんですがものすごい泡っくらい(落ち着きがない、せっかち)なんです。
泡っくらいの祭り好きですから、昨日はテンションが上がりっぱなしでした。
彼女にとっては念仏の太鼓も魂を揺さぶるようでオープニングから最高潮でした。
他の大工さんも面白い子だと遊んでくれましたが、一瞬でしたがこの次女が静かになりました。
その理由は棟梁に「うるさい子だな!!おんしゃ、ちーっと静かにしてろ!!」
初めて知らない人に怒られたのでびっくりしたのでしょう。空気が読めない娘も静かになりました。
言葉は悪い棟梁ですが、思ったことをすぐに口に出すだけで怒ったことも2~3分で忘れてしまいます。
娘も同様に2~3分で怒られたことを忘れてしまうため、すぐにハイテンションに戻りましたけど・・・。
しかし家に帰ってきて娘に棟梁のことを聞いたら、「あのおじさん怖いね。明日の産業祭あのおじさんが来るなら行くのやめようかなー」と結構お灸は効いていたようでした。

棟梁は来ない予定ですが、次女がついてくるとうるさくてしょうがないので娘には「怖い棟梁が来るからやめておけ」と言っておきました。
今日の浜北産業祭は朝10時から夕方3時までです。ぜひご来場ください。