2009年11月3日火曜日

あやしい営業マンにご注意を!




OBのお客さまから水漏れ相談がありました。
無料床下点検をおこなってもらったそうなんですが、トイレの床下で水道管から水漏れを起こしていると言われたそうです。
これを直すためには床をめくって修理をしなければいけないので17万円かかると言われ、せっかくなのでトイレのリフォームをしたほうがよいと勧められたとのことでした。
お客様はあやしいと思い私のところに相談してきたそうです。
早速伺い床下点検をおこないました。確かに土が湿っているため水漏れが起きているようでした。
しかし5cmほど掘ってあっただけで水漏れ箇所の確定と原因は調べた様子はありませんでした。




こんなときはまず水漏れの原因と場所を確定しなければいけません。
水漏れ箇所と考えられる場所を掘りましたが、発見には至りませんでした。
ここでようやく専門家の水道屋さんの登場ですが、なぜはじめに大工の私が床下に入ったのか?
その理由は下見をして的確な状況を水道屋さんに伝えるためです。
それと土台や柱などの木の部分が腐食や白ありの被害にあっていないかや床下全体の状況を把握するためです。
大場建築ではいつも床下の状況を大工が確認したうえで水道屋さんに連絡するようにしています。
水道屋さんも予備情報を頭に入れて現場に来ますから作業もスムーズに進めることが出来ます。




雷(いかずち)水道さんに確認してもらいましたが、どうも水漏れ箇所は床下ではないという見解でした。
おそらく家の外で起こっているのではないかという予想でした。
そして外の土を掘って水道管を確認しました。すると5分後に水漏れ箇所を見事発見しました!!
私は床下の土が濡れていたのでまさか外で水漏れが起きているとは思いませんでしたから、これには驚きました。
外で漏れた水が水道管をつたって床下の土を湿らせていたようです。このようなことはめずらしいことではないそうです。
さすがは専門家ですね。勉強になりました。
水漏れ箇所がわかってお客様も一安心してくれました。あとは修理をするだけですからね。
お客様は「大場さんに相談しなければ無料床下点検をおこなった営業マンの言いなりになってリフォーム工事をおこなう破目になっていたかもしれない」と喜んでくれました。

水漏れを発見してくれた営業マンですが水漏れの原因を確認しないでトイレのリフォームをすすめる行為は問題があります。
それをあやしいと気付いたお客さまの判断で今回は何事もなく済みましたが、信用できない人に無料だからといって床下の点検を依頼するのは避けた方がよいです。

思いもよらない状況へ進む場合がありますのでご注意を!!

0 件のコメント:

コメントを投稿