2009年10月27日火曜日

茶室設備1




大場建築のお客様に茶道の先生がいらっしゃいます。先生のご紹介で生徒さんの自宅に茶道をおこなうための設備を依頼されました。
茶道に必要な設備はお湯を沸かすための炉壇と茶碗などを洗うための水屋です。
水屋には新築時にあらかじめ配管工事が施されていたため給排水に関しての工事は蛇口を付ける程度で済むようになっていました。この配管工事がしてあるのとしていないとでは工事代金が大きく変わってきます。
当然ですが後から配管工事をおこなう場合は工事代金がたいへん割高になってしまいます。

大工は水槽部分の下地と茶碗を並べるための棚を施工します。水槽部分は防水仕様にするため板金屋さんに銅板で覆ってもらいます。大工の下地工事は簡単にできるため、板金屋さんが主役の工事ですね。




問題はこの棚でしたね。
一見すると簡単に見えますが、既存の部分に棚を付けるのは結構手間がかかるものなんです。
しかも階段の下ですからなおさらです。
お客様にはひのきの無垢材と集成材の板を選択していただきましたが、値段の割にきれいということで集成材を選ばれました。

材料はお客さまが選択するものです。
大工は材料に関係なくきれいに仕上げることのほうが大事なことなんです。

0 件のコメント:

コメントを投稿