2009年10月14日水曜日

大工の教え




大工村.comはご存知でしょうか。
大場建築のブログを見てくれている方のほとんどはご存じだと思います。
このサイトの中に「大工の教え」というページがあります。寄せられた質問に大工が回答するコーナーですが、今回のご質問は「床がブカブカするのではりかえをおこなうが、床下の湿気が気になる」という質問でした。
現代の新築住宅では床板の下に合板などをはるため2重構造になっています。しかし15年~20年以上前の家の場合は床板だけのため床板の劣化によりブカブカするようになるのです。
みなさん白ありと勘違いをしてとても心配しますが私の経験では実際に白ありの被害を受けているパターンは全体の1~2割です。(湿気が問題の場合も同様です。)それもほとんどの場合が洗面所です。
その理由として、洗面所は風呂場のとなりにある場合が多いため風呂場の水がタイルの割れ目などから水漏れを起こし白ありが発生してしまうケースです。
次に多いのがキッチンです。これも水漏れが原因です。
まれに水まわりではない部屋で白ありの発生がありますが、このような場合は床下がとても湿気ている場合がほとんどです。

このように床下は見えないところですから不安になりますよね。この不安につけこみ無料床下点検をおこなう業者がいます。そして床下の状況が劣悪と言って高額な工事代金を請求する悪徳業者が存在します。床下の判断は一般のかたでは難しいためだまされる人が多いようです。

ですから床下点検は信頼のできる専門家にお願いするようにしてください。
飛び込みのセールスには要注意です。
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