2009年7月11日土曜日

廃材の行方?




新築時(解体作業)でもリフォーム時でも必ず出るのがこの廃材です。現在では産業廃棄物はすべて分別されて処分されるのですが、その分別方法は家庭ごみの比ではありません。
特に多く排出される木材はチップ会社へ運ばれます。大きな木から小さな木まですべての木材はここへ集められます。チップ会社では廃材を親指ほどの小さなチップに粉砕されます。
聞くところによるとこのチップはセメント工場などの燃料として使用されるそうですが、このチップが現在不足気味のようです。これは景気の悪化から新築工事が減少して、解体する家が少なくなったのかは定かではありませんが、実際このチップ会社でも積み上げられている古材もとても少量でした。
チップ不足のためか古材の搬入料金も一時の半額近くまで値下げされました。搬入する側は安くなって良いのですが、景気の影響はこのようなところにも及んでいるのかな?とも思いました。
そういえばみなさん産業廃棄物処理会社の「リサイクルクリーン」はご存じでしょうか。
よく新築現場に置いてある大きなゴミ捨ての箱を見たことはありませんか。それらのゴミを回収してくれている会社なのですが、そこの運転手さんの話によると企業が休みを多くとるようになったため排出されるごみが減り、それを運搬している運転手さんも暇になってしまっていると聞きました。

本当に不況の影響は私たちが普段は目にしないところまで及んでいるのだと実感しました。

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