2009年7月9日木曜日

建具調整




15年前に建てたお客様のお宅へ建具の調整に伺いました。現在主流の既製品(枠と扉がセット)の場合はドライバー1本で調整できますが、建具屋さんがつくった建具はかんなで削って調整をしなけれないけません。ですからなかなかご自身で建具の調整をするのは難しいものです。
建具は毎日開閉するところですが、意外とみなさん調子が悪くてもそのままの状態で使用しています。今回のお客様も1年以上開き戸が擦れたまま使用していたようです。
5月~9月頃までは湿気が多いため木が膨らみます。しかしその時期が過ぎたら擦れなくなったためそのまま使用していたようです。そして今年もこの時期が来て擦れ始めたようです。
開き戸の場合は上記のように使いずらいというだけですが、引き戸の調子が悪いまま使用していると敷居:しきい(溝付きの下部、ちなみに上部は鴨居:かもい)が擦れて補修が困難になります。
建具の調整は1本10分程度です。
簡単に直りますので不便なまま使用しないで大工さんか建具屋さんに早めに相談してください。

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