2009年7月10日金曜日

おがくずの行方?











大工の仕事にはかんなくずやおがくずが付き物です。大量に排出されるため処分に困るものです。
これも立派な産業廃棄物ですから。
以前は銭湯へ持っていき窯で焼却してもらいましたが、このご時世ですから焼却は避けるようになりました。それと同時に銭湯も少なくなる一方です。
そこで知り合いから乳牛を飼育している農家の方を紹介してもらいました。農家では牛のベッドにするために敷いたり、糞尿を処理するときに混ぜ込むようです。それを発酵させて肥料ができるということでした。
とはいえ処分に困っているおがくずですから、農家のお宅に持って行くときは少し気が引ける気がしていました。今回も申し訳ないと思いながら持って行きました。
その際に農家の方とお話をしたのですが「最近はおがくずを確保するのに苦労するよ。大工さんが持ってきてくれるから本当に助かるよ。」と驚きのお言葉。
製材所や材木屋までわざわざ取りに行くとのお話。しかし最近は製材所や材木屋も廃業するところが多くて困っているそうです。
おがくずの処分に困っている大工に対して、おがくずを集めるのに困っている農家さん。ちょっと不思議な感じがしましたが、これからは気兼ねなくおがくずを持っていけるのでうれしいですね。
しかしこの産業廃棄物から肥料ができるなんてまさに「エコ」ですね。
帰りにはその肥料を使って栽培された野菜をいただきました。ごちそうさまでした。

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