2010年1月19日火曜日

役に立たない墨付け講座4(墨つぼ)




役に立たない墨付け講座4です。
3回目は墨つぼの役目についてです。
墨つぼの役目は2つあります。
1つ目は墨の付いた糸を使用して長い線を引くことです。
写真は墨の付いた糸を右手で引っぱり上げている状態です。
この糸を離すと木材に糸が触れて線が引かれるという仕組みです。




糸は水車のような部分に巻かれています。





これが墨つぼを使用して引かれた芯墨です。
梁の中心の基準となる大事な線です。
芯墨に従い墨付け作業は進められます。






2つ目の役目は墨入れです。
竹製の筆「すみさし」で文字や線を引くときに必要な墨を入れておくところがあります。
墨入れ部分は脱脂綿に墨をふくませて垂れないようにしています。
墨つぼは単純なつくりですが、墨付けには欠かせない道具のひとつです。

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