2011年1月11日火曜日

恐るべし!霧よけの威力!!




いいかげん大工の話もしろ!と叱られそうなので冗談話はそろそろ終わりにします。
でも冗談話の方がアクセス数が増えるというのが悲しいですね・・・。


さて、窓の上の小さなひさしを霧よけと呼びます。
昔は木の戸でしたから雨の浸入を少しでも軽減するように付けたのですが、このお宅もそのなごりで雨戸まわりが木で作られています。
木の風合いを楽しむのであればむき出しのままで良いのですが、メンテナンスが面倒と思う方はやっぱり板金で覆いたいものです。
たとえ板金で覆ったとしても大抵の場合は雨による腐食が起きています。
しかし今回は違いました。









まったくの無傷!
ちょっと珍しいケースです。
大工も板金屋もびっくりでした。

さて要因はいろいろ考えられます。
①板金屋の施工が非常に優秀だった。
②隣の家が東側からの風雨をさえぎってくれた。
③霧よけの威力!

③に注目ですね。
こんな小さな霧よけがそんなに好影響を及ぼすのか?
と思われるかもしれませんが、シトシト降る雨であれば窓に当たる雨はとても少ないですよ。
少しくらいの雨であれば窓が開いていても降り込まない時もあるくらいです。

まあそうは言っても最近の家の窓はサッシですから雨の心配が少ないですからね。
付けるとすれば和風住宅に限られますかね。
それも格好付けのためという印象が強いですね。
だって正統派和風住宅で霧よけがないと、まゆ毛がない顔みたいで少し間の抜けた印象になりますからねー。


和風住宅が少なくなる傾向ですが、このまま霧よけもなくなってしまうのでしょうか?
唯一の生き残りが勝手口のひさしですかね。

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