2010年3月17日水曜日

ぼんでんの秘密




あなたはこの写真の物を知っていますか?
建前のお餅を拾いに行ったことがある人は見たことがあると思います。
上棟をお祝いして屋根に飾られるものですね。
名前はぼんでんと言います。
このぼんでんには少し約束事があります。
棒の長さは1年365日から3尺6寸5分にします。
ひものようなもので吊るされているものにはお塩、お洗米、鏡、10円玉12枚です。
この10円玉は1年12カ月から12枚と決められています。

このぼんでんを屋根の1番頂上(棟:むね)に掲げられます。
お酒をまいたあとに祝詞(のりと)を上げて工事の安全を願います。

これらの儀式が終わると餅投げが始まるという順番です。
お餅投げは強制的ではありませんのでおこなわなくても問題ありません。
ちなみに今回のお施主さんは3回目の建前なのでさすがにお餅投げはしませんでした。

とはいえご自宅の上棟なんて一生に一度あるかないかです。
お餅投げをおこなったお施主さんはみなさんとても良い思い出になったと喜びます。
もし予算に余裕があればお餅投げをおこなってみてはいかがでしょうか?

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