2009年12月4日金曜日

④できればきれいなほうがいいですよね




無塗装のままでよいと思っていたお客様でしたが、施工中の木材を見て「こんなに感じの良い色合いなら、可能な限り状態を維持したい」と思ったようです。
確かに完成前ですが、私も含めてお客様も近所の方もとても良い印象を持たれたようです。

一級建築士だったお客様ですから、状態を維持する方法はご存じです。
いろいろ方法はあるでしょうが、「キシラデコール」という外用の木材塗料をご自分で塗るお考えのようです。
これは昔からある製品で、本職の塗装屋さんも使用するものです。扱いやすく効果が期待できます。
とはいえ外の材料ですからシミのないきれいな状態を維持したい場合は年に一度は塗装したいものです。(日や雨が当たる箇所)
そうでなければ1回目の塗り替えは2~3年後、それ以降は5年くらいを目安にします。
もちろん劣化や腐食を防ぐ効果も期待できます。

一度でも塗装をした場合は月日の流れによる色あせや色はげによる色むらが目立ちやすくなることを覚悟してください。
塗装をした材料は色あせが始まったときが一番見苦しいものです。
塗装はもうしないと思っても全体の色あせが均一化するには長い年月が必要です。
そして木の腐食は覚悟しなければなりません。

ですから塗装を選択するのであればメンテナンスが欠かせません。
無塗装を選択する場合は塗装する手間はかかりませんが、腐食の時期が早まります。(無塗装は雨に強い材質の木を使用した場合のみ可能ですのでご注意を!)

今回は塀ですのでご自分の好みで選択して良いと思います。
木を使う以上いつかは腐食して交換が必要ということが大前提ですから。

しかし家の外壁や屋外の柱に木材を使用するときは慎重にお願いします。
材質やメンテナンスについて大工とよく相談したほうがよいと思いますよ。
家の場合は、「塀のように少しくらい腐食しても困らない場所」ではありませんからね!

内装材についても機会があれば紹介したいと思います。

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