2009年8月24日月曜日

大工に良い仕事をさせる方法!







神棚の設置を依頼されました。神棚や建前のときに屋根のてっぺんに飾る「ぼんでん」などの祀りものには細かく決め事があります。
神棚の場合はひのき材を使用して1年365日より幅は3尺6寸5分(約110cm)、1年12か月より奥行きは1尺2寸(約36cm)が理想とされています。もちろん設置場所も指定されていますが、部屋の状況により様々なためここでは書ききれません。
しかし実際設置するときは最低限の決め事を守る場合が多いです。すべての条件を満たすようにするとけっこう大変です。それよりも毎日気持ちよく祀ることができる場所に設置することが多いです。

今回もお施主さんから「低予算で簡単な方法で作ってほしい」という依頼でしたので、板は集成材と松を使用して作りました。大工は材料をとてもこだわるように思われるかもしれませんが、そんなことばかりではありません。だって材料の質を決めるのはお客さんのご希望(ご予算)によるのですから。
大工の仕事は材料の質に関係なく、どれだけ要望に合ったものをきれいに仕上げるかなんです。

ちなみに今回の材料費は2,500円でした。決して高価な材料ではありませんが、お客さまはとても満足してくれました。
大工(職人)はお客さまに喜んでもらうととてもうれしいんです。ですからみなさんも職人たちをたくさんほめておだててください。
普段よりも気分が乗って、より良い仕事をしてくれると思いますよ。

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