2009年6月10日水曜日

建具屋さん


リフォームや修理でかかせないのが建具屋さんです。こちらが依頼した通りの建具をつくってくれます。さて今回は雨戸です。現在では雨戸といえばサッシと一体化しているためあまり依頼されることもないようです。しかし今回のような場合は建具屋さんにつくってもらわなければ、サッシ屋さんに頼むことになります。サッシ屋さんも、もちろんつくってくれますが材質までの指定は難しいと思います。
この雨戸がはまっている場所は子供たちがボール遊びをするところなので雨戸にぶつけて遊んだりします。ですからなるべくへこまないように強度がある雨戸が必要になってきます。このような希望がある場合はやっぱり建具屋さんの出番なんです。
出来上がった建具に少し厚めのトタン(紙のように薄い鉄板)を板金屋さんにはってもらいました。下地の建具にはベニヤ(3~6mmくらいの板状の合板)が施工されているため大きくへこむことはありません。
雨戸ひとつにしても、職人の手間がかけられます。大工がどのような建具にするのか決め、建具屋さんにつくってもらう。そしてどのような板金をはるのか大工の指示で板金屋さんに施工してもらう。完成したものを大工が取り付けてようやく完成となります。
何十年も使う建具ですから時間をかけて丁寧につくりました。家も同じだと思います。何十年も住む家をわずか1か月ほどで急いでつくる必要はないと思います。失敗の少ないようにじっくり考えながら急がず、あせらず建築したほうがよいと思いますよ。

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